メディアコマース・ジャパン

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たとえば、「雑誌」と「通販カタログ」を比べてみましょう。雑誌はモノやサービスを売っているわけではないので、記事や読み物自体が「商品」です。つまり、雑誌が読まれるかどうかは、いかに読者を惹きつける「情報」を集めるかにかかってきます。一方、通販カタログの場合は魅力的な「商品」そのものを見つける、あるいは作ることがビジネスの根幹となります。メディアコマースの運営には、この2つの要素をうまく合成することが必要なのですが、そもそも1つの企業内に「編集者」と「商品開発者(バイヤー)」を備えているケースは稀だと思います。しかも、両者それぞれの分業ではなく、互いに密着した環境でフォローしあえる体制が理想です。

   「メディアコマース」をうまく運営していくためには、おそらく多くの企業で本気の「体質改善」が必要となるかもしれません。これまでに大手の出版社が得意の情報発信力を活かして通販に参入したケースもありましたが、大きく成功した例は耳にしません。つまり、中途半端ではダメなんですね。出版社は通販会社に、逆に通販企業は出版社になるくらいのつもりで、足りない側の能力を強化しなくてはならないのです。

「コンテンツ」を内製化する力をつけることは、小売り企業にとって大きな強み。それは、商品の売り方や営業メニューばかりでなく、企業個性や経営理念といった企業の本質に関わる部分まで社内で醸成することに繋がる。そしてメディアを通して自らが情報を外へ発信できる。メディアコマースを作る目的は、売上げを伸ばす、リピート客をつかむ、新規顧客を集めるとさまざまでしょうが、一番のメリットは、マンネリ化した企業の体制にメスを入れられることかもしれません。

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 メディアコマース・ジャパン 向田です
 コンテンツマーケティングという言葉が盛んに交わされるようになりました。僕自身も知らぬ間によく使っている
と思います。でも、その定義は?と言われると、とたんに困ってしまいます。もともと、「コンテンツ」も「マーケ
ティン
グ」も広い意味を持つ単語ですが、それらが組み合わさったことで言葉の領域が想定外の範囲まで広がってし
いました。
 そうした中、最近注目されている「メディアコマース」は、コンテンツマーケティングの考え方をわかりやすくシ
プルに、しかも包括的に具現化できるカタチだと思います。
 メディアコマースは、メディア(媒体)+コマース(販売)の造語ですが、単に両者の機能を併せ持てば良いかと言
そうではありません。そうしたECサイトはすでにたくさんありますが、あえて、「うちのサイトはメディアコマー
だ!」と胸を張れる企業はほんの一握りでしょう。一般のECサイトとメディアコマースの違いとは何か?
 このブログでは、メディアコマース・ジャパンが日常の業務として企業の皆さまに提供している、「読ませて売る
ンテンツ作り」のカリキュラムの中から汎用性のある内容をピックアップしつつ、読者の皆さんと一緒にそのヒン
トを
探していきます。                                                   










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